00518 哲学・倫理学における人間の尊厳
|
選必 |
|
春学期 秋学期 |
|
2 |
|
2〜4 |
|
奥田 太郎 |
他の科目との関連 | |
履修対象学科 | 全 |
副題 | 倫理に関する様々な哲学的思考の検討 |
講義内容 | 本講義では「人間の尊厳」を哲学的に考察する。そのために、古代から現代に至るまでの世界の主要な哲学思想のなかに見出される人間理解、すなわち、人間存在のあり方や生と死の意味をめぐる様々な思想や観念を参考にしつつ、人間的生の諸相に注目して、人間の固有性や価値とは何か、あるいは人格的存在としてあるべき姿とは何かについて考察する。 |
講義計画 | 18世紀の哲学者ヒュームの道徳哲学を基軸として、古典的な議論から現代の論争に至るまでの倫理学の主要問題について、われわれの身近に起こっている具体的な問題に極力触れる形で考察する。一般にヒュームは徹底的な宗教批判者としてよく知られている。そうしたヒュームの思想のネガとして見えてくる「人間の尊厳」、そしてまた、ヒュームの思想態度自体から示唆される「人間の尊厳」について論じる。取り扱うトピックとしては以下のようなものを予定している。 ・価値と事実 ・道徳感情と実践理性 ・契約論 ・功利主義 ・義務論 ・徳倫理学 |
評価方法 | 期間中に行なう2回のレポート課題によって成績評価する。 |
テキスト | 特に使用しない。 【そ の 他】出席を重視する。 |
その他 |