00552 性と生命における人間の尊厳
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選必 |
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春学期 |
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2 |
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2〜4 |
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土田 友章 |
他の科目との関連 | |
履修対象学科 | 全 |
副題 | 生命倫理学への招待 |
講義内容 | 本講義では「人間の尊厳」に関連して、性や生命の問題を倫理の観点から考察する。そのために、従来の生命観がいかなるものであったかを検討し、また現代を性と生命に対する考え方が著しく変化しつつある時代として捉え、この変化に関わる様々な要因、たとえばジェンダーの問題や性意識あるいは結婚観の変化を考察し、また急激な進歩を遂げている生命科学や医療技術のあり方、そしてそれに呼応するかたちで展開している生命科学論や生命倫理学の内容がいかなるものであるかを検討する。 |
講義計画 | 1.生命倫理学とは何か? (1)脳死、(2)死への自己決定権? (3)老い、(4)安楽死・尊厳死、(5)障害をもった新生児、(6)臓器移植、(7)医学実験、(8)遺伝子治療など、の問題を事例によって検討しながら、告知、自己決定か否か、公正(正義)とは何か、患者にとっての最善とは、医療の社会化、などの倫理的問題を考えてゆく。 2.人間的生とは? 上記の諸例を考えながら、現代世界及び日本人の倫理意識を検討し、また、人生を考える考え方を反省してゆく。 |
評価方法 | クラスへの積極的参加が重視される。 参加者各人が生命倫理学的な問題を発見し考察する宿題を課す。また、期末試験を行なう。 |
テキスト | 特定のテキストはないがビデオ教材を多く用い、また、複写した教材を配布する。 |
その他 |