南山大学

 
指定
選必
期間
秋学期
単位
年次
1〜4
担当者
石原 美奈子
他の科目との関連
履修対象学科
副題 イスラムとの出会い
講義内容  近年、イスラム社会の様々な問題が、わが国においてもメディアを通じて、積極的に報道されるようになってきた。その結果、イスラム世界への関心が高まり、この社会や文化の理解の必要性が高まっている。いまやイスラムを抜きにして国際理解を考えることは不可能である。本講義では、アラブ世界や東南アジア諸国、アフリカにおけるイスラム社会の政治、風俗、習慣、信条などに注目し、イスラム世界に対する理解を深める。
講義計画  イスラムは、中東を発信源にして世界中に広まった。その過程で、イスラムは地域固有の在来文化と混交しながら、住民に受け入れられた。講義では、イスラムの基本的考え方と歴史について概説した後、イスラム世界の文化的多様性について、これまで社会・文化人類学でどのように解釈され、記述されてきたか、具体的な事例を通して紹介する。
1.イスラムの誕生と地理的拡大の歴史
2.イスラム世界の文化的・社会的多様性
 1)神秘主義と聖者崇拝
 2)イスラーム法とアダット
 3)女性の役割
3.近代がもたらした課題:イスラム復興主義の拡がり
評価方法 筆記試験
テキスト 講義の中で随時紹介する
その他