南山大学

 
指定
選必
期間
春学期
秋学期
単位
年次
1〜4
担当者
米山 優
他の科目との関連
履修対象学科
副題 イタリアとの出会い
講義内容  現代ヨーロッパの社会は、民族移動、宗教、ルネッサンス、地理上の発見、商業の発達、絶対王政、科学・産業・市民革命、政治思想の発展など、様々な改革や革命の結果として成立してきた。本講義は、ヨーロッパを形成してきた社会的、文化的、政治的、経済的要素を包括的あるいは個別的に検討し、ヨーロッパ世界の基本構造を理解することを目指す。
講義計画 1.私個人とイタリアとの出会いから
2.ルネサンス音楽の衝撃
  ──調和への助走──
3.ポリフォニー(Polyphony、多声性)の魅惑
  ──ホモフォニーに対して──
4.近代科学の成立と芸術との微妙な関係──
  ──人文主義者たちと芸術家たち
5.デカルトの反対者ヴィーコ
  ──数学と詩学──
6.ヨーロッパは一つか?
  ──地中海世界とアルプスの北──
7.学問における厳密性の追求とそれに対立するもの
  ──厳密性の階層・学問の階層、そしてその調和──
8.普遍的な人(uomo universale)という在り方
  ──百科全書的精神の重要さ──
9.ルネサンス思想の完成としての〈モナドロジー美学〉
  ──美の問題を学問へ取り戻すこと──
10.東西思想の接点への旅
  ──日本の思想が深いところでルネサンスに出会う場所へ──
評価方法 レポートを、課題リストから選んで2回、そして更にレポートか試験をすることによる。
テキスト 参考文献などは講義中に紹介する。
その他