06361 社会システムと環境
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選必 |
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春学期 |
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2 |
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1〜4 |
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飯田 穆 |
他の科目との関連 | |
履修対象学科 | 全 |
副題 | 環境と会計システム |
講義内容 | 環境汚染や資源の枯渇が社会問題として取り上げられ、効率的な資源利用が叫ばれている。自然環境の生態システムや汚染物が環境に及ぼす影響の推定には、自然科学からの情報が不可欠である。しかし、自然環境へのコストを考慮に入れた上で、社会的な利益を最大化するには経済的な分析も必要となる。本講義では、社会科学的な観点から、環境財がもたらす価値を考慮に入れつつ、効率的な環境資源の利用や資源管理を進めるための問題点やその解決策について考える。 |
講義計画 | 企業行動の会計的測定・開示を役割とする企業会計においても、自然環境に係わる企業行動の帰結の測定・開示が重要な課題となる。自然環境に及ぼす影響に焦点を合わせた企業会計的アプローチは「環境会計」と呼ばれる。本講義は、企業と社会との多元的委託・受託関係観(多元的参加関係観)に基づく会計的アカウンタビリティ概念の拡充をとおして、企業会計における環境関連情報の認識・測定のあり方を検討することを課題とする。 1.企業観と企業会計機能 2.多元的参加関係観と経営者の多元的受託責任 3.企業会計の多元的アカウンタビリティ 4.環境関連パブリックとの委託−受託関係 5.グリーン・アカウンタビリティとその会計的認識 |
評価方法 | 定期試験による。 |
テキスト | 講義で指示する。 |
その他 |