南山大学

 
指定
選必
期間
秋学期
単位
年次
1〜4
担当者
鈴木 敦夫
佐々木克巳
長谷川利治
KEENI Kanad
他の科目との関連
履修対象学科
副題 統計学、論理学、計算機科学で知る、推論するということ
講義内容  知識とは何かという問は、哲学の歴史のなかでも主要な部分を形成してきた。他方、現代において知識の問題を論じるに当たっては、科学的知識や言語知もその主要な対象となる。したがって、それらについての考察は正統的な地位を要求する資格があると言えよう。本講義は、「知識とは何か」という問いを宇宙論的観点から考えることを目指す。
講義計画 鈴 木:ベイズ統計学における無情報事前分布について解説する。ベイズの定理、ベイズ推論、事前分布、事後分布について説明した後、情報がない場合の事前分布についていくつかの考え方を解説する。
            1.ベイズの定理
    2.ベイズ推論、事前分布、事後分布
    3.無情報事前分布
佐々木:「推論」を扱うためのいくつかの数理的方法を解説する。
    1.否定について
    2.真理値で表現する推論
    3.シークエントで表現する推論
長谷川:多値論理についての解説を行なう。
    1.なぜ多値論理なのか
      (i)論理学のある流れ
      (ii)二値論理
      (iii)うそつきのパラドックス
    2.(iv)多値論理のある起源
      (v)いろいろな多値論理
    3.多値論理の応用
キ ニ:問題解決表現法、探索問題及び例題を解きながら解説する。
            1.問題の表現法
    2.探索
    3.記号論理・述語論理
評価方法 各担当者が出すレポート
テキスト なし

【そ の 他】 数学、論理学の好きな学生が履習することが望ましい。数式を使うので、高等学校で数学を学んでいることが必須。
その他