06544 人間と機械
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選必 |
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春学期 |
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2 |
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1〜4 |
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柴田 正良 |
他の科目との関連 | |
履修対象学科 | 全 |
副題 | ロボットは将来、心をもつようになれるか? |
講義内容 | 人間はどこまで機械なのか、ということが現代までの科学のテーマだったとすれば、機械(コンピュータ)はどこまで人間(心)になれるのか、ということが現代以降の科学の重要なテーマとなるだろう。それは、今まで後回しにされてきた、心についての本格的な科学的探求の開始である。心とはどのような情報処理なのか。あるいは情報処理を越える何かなのか。感覚・判断・感情・意志などのさまざまな認知のモジュールをめぐって、その人工的実現にかかわる諸問題を考察する。 |
講義計画 | (1)物質転送機と心についての二つの見方 (2)チューリング・テストの1---心の多重実現可能性 (3)チューリング・テストの2---意味を取りもどすまで (4)中国語の部屋 (5)ロボットに立ちはだかる壁---フレーム問題 (6)われわれはいかにして<常識>をもつようになったか (7)コネクショニズムって何? (8)感情とクオリア (9)ロボットの<人格> |
評価方法 | テーマのまとまりごとに提出してもらうミニ・レポート、および試験によって成績評価を行う。 |
テキスト | 柴田正良『ロボットの心』講談社現代新書、2001年 定価680円 |
その他 |