南山大学

 
指定
選必
期間
秋学期
単位
年次
1〜4
担当者
小林 傳司
他の科目との関連
履修対象学科
副題 モダンの推進力としての科学
講義内容  本講義では、世界の近代化に果たした科学の役割を様々な視点から分析する。そのために、まず現代科学の基礎となった「科学革命」について触れ、その科学の歴史的展開を概観する。さらに視点を日本に向け、日本における科学の受容の持つ歴史的意義を考察する。こうして、モダンの推進力としての科学・技術の発達がわれわれの自然観や社会生活にいかなる影響を及ぼしてきたかを検討する。
講義計画 1.序論──近代とはいつの時代か
2.古代ギリシャの自然観・技術観
  プロメテウス神話をめぐって
3.ヨーロッパの自然観の変容
  有機的自然観から機械的自然観へ
  中世的世界秩序の動揺(近代科学と魔女狩り)
4.産業革命以前の技術
  農耕社会における技術観
5.産業革命
  アジアに対するレスポンスとしての産業革命
  動力機械の登場と労働形態の変化
  時間意識と時計
6.近代生活様式の出現
  鉄道のもたらしたもの
  共有地から公園へ
  レジャーの始まり
7.大量生産の時代
  自動車の登場
  コンピュータの登場
評価方法 定期試験を原則とするが、適宜小テストやアンケートを実施する。
テキスト
その他