南山大学

 
指定
選必
期間
春学期
単位
年次
1〜4
担当者
川崎 勝
他の科目との関連
履修対象学科
副題 日本の政治と経済の見方・考え方
講義内容  冷戦崩壊後の国際政治、そして55年体制終焉後の国内政治は、いわば激動の時代に突入し、先の見通しがつかない状況が続いている。このことは同時に、政治と密接に絡む経済の動向の先行き不透明さの原因ともなっている。本講義では、まず、これまでの政治経済の基本理念を再確認し、この領域の近現代における状況を分析する。そして、そこに潜む問題点を把握し、これからの政治経済がどのような道をたどるべきかを考察する。
講義計画  戦後55年にわたる日本の政治と経済の動きについて、どのような要因によってどう変化してきたか、歴史的に考える。
 日本の政治と経済の実態を、アジア・太平洋戦争、戦後復興、高度成長、環境破壊、オイル・ショック、政治不審、55年体制の崩壊、バブル経済、現在の不況、新たな戦争などについて、1930年代以降の歴史と関連づけながら取り上げる。今年度はとくに「日本国憲法」の成立とその意義、世界のなかでの日本の経済について考えてみたい。随時、新聞記事の読み解きも行なう。
評価方法 学期末試験による。
テキスト 竹前栄治監修『日本国憲法・検証 1945−2000 資料と論点』1〜7(小学館文庫、2000〜01年)
橋本寿朗『戦後の日本経済』(岩波新書、1995年)ほか。
その他