南山大学

 
指定
期間
春学期
秋学期
単位
年次
1〜4
担当者
鴇田 信男
他の科目との関連
履修対象学科
副題 人間と音楽の関わり
講義内容  音による意思や情報の簡単な伝達から高度に練り上げられた芸術表現の世界まで、音楽の姿は、地域・歴史・文化的な広がりや階層に従って多彩な様相を見せます。また時間の経過の中で生まれ、持続し、そして消えてゆく音楽のあり方は、それを担う人々の時間意識やひいては生命観を映し出す鏡でもあります。
 本講義では、西洋の芸術音楽だけでなく、アジアやヨーロッパ周辺地域の音楽文化をも視野に入れながら、人と音楽の関わりが示す多様な世界を尋ね、「人間が音楽する」ことの意味を考察します。
 講義は、「講義計画」に示した三つの問題を柱に進めていきますが、常に具体的な事例を提示し、映像資料などを用いることによって、受講生の理解を容易にしていきたいと考えています。
講義計画 講義を次の三つのテーマで構成します。

I 音楽観(1〜4)
  人間は音楽をどのように観てきたか。西洋と日本の場合について考えます。

II 音階(5〜8)
  人間はどのような音を選んで音楽を作ってきたか。西洋、ハンガリー、日本、中国、インドネシアなどの音階を扱います。

III 詩と音楽(9〜12)
  人間は言葉をどのように音楽化したか。西洋と日本の歌曲から代表的な作品を選んで考察します。
評価方法 期末に筆記試験を行います。
テキスト 随時プリントを配布します。
その他