南山大学

 
指定
期間
春学期
単位
年次
2〜4
担当者
高橋 英次
他の科目との関連 博物館学I・II・III、博物館実習、教育原論A、視聴覚メディア論。人文学部共通科目 20696「生涯学習論」と同じ。
履修対象学科
副題 生涯学習施設としての博物館
講義内容  従来の学校教育とは異なる社会教育に根ざした生涯学習の意義とその応用体系を理解させ、情報化社会や高齢化社会に対応して博物館・図書館などの社会教育施設が担う課題を講述する。
講義計画  博物館は図書館などとならんで社会教育−生涯教育の典型的な施設であるが、近年は従来の枠を大きく踏み越え、資料の収集保存や調査研究といった博物館の基本機能に加えて、市民参加性、観光化、アミューズメント性への傾斜などの多様化・娯楽化の傾向が著しい。映像や電子テクノロジーの導入によって総合的な情報伝達機能を充実させ、能動的活動を展開するなど社会的役割を変貌させつつある。
 特異な対象テーマや領域など、かつてないひろがりをみせている「博物館」の現況を展望し、空間メディアによる主題表現の方法、学習や娯楽への利用の様態、情報サービスや人的ネットワークの拡大など社会教育にはたす役割について、各地事例の映像記録を中心に検討する。あわせて博覧会やエキシビジョンなどは先端的展示技術の開発機会であり、文化史的エポックを画するメモリアルでもある文化イベントの意義について考察する。
評価方法  事例紹介と、空間メディアの活用によるテーマ表現の方法、情報伝達の技術についての学習をふまえ、自身で博物館施設、エキシビジョンなどを調査取材し、簡潔にデータシートにまとめる作業を通じて、社会教育施設のあり方やその活動についてどのように理解し、あるいは提案的意見を提示できるかを評価する。なお、出欠席の状況も評価に加えるので、注意すること。
テキスト オリジナルなコピーを配付の予定。
その他