10511 基礎倫理神学I
|
選必 |
|
春学期 |
|
2 |
|
3・4 |
|
浜口 吉隆 |
他の科目との関連 | 倫理神学各論を取り扱うための原理論 |
他学科履修 | 可 |
副題 | |
講義内容 | 倫理とは何か、倫理神学とは何か。キリスト教倫理の固有性はどこにあるのか。人間の自由と責任の重要性を論じ、人間的行為を取り扱う。また人間の根本的選択と決断、良心の意味と良心的判断による人間形成に注目する。それらの決断や行為の倫理的判断の基準を探求し、法と倫理規範及び状況判断との関係を論ずる。更にキリスト教信仰に基づく自然法とキリストの法との関係や罪と悪の問題、回心による救いの可能性をキリストの福音から見るように努める。 |
講義計画 | これらの内容を次の順序で講述する。 (1)倫理と倫理神学 (2)聖書における倫理の展望 (3)歴史における倫理神学の展開 (4)キリスト教倫理の固有性 (5)人格と責任 (6)自由と人間的行為 (7)根本的選択 (8)良心と人間形成 (9)法と規範とキリストの法 (10)罪と回心と救い これらのテーマを特に第二バチカン公会議における倫理神学の刷新を基点にして、歴史的変化と伝統的理解を見極めながら紹介する。 |
評価方法 | 筆記試験またはレポート提出により評価する。講義への出席も重視する。 |
テキスト | 浜口吉隆著『伝統と刷新』南窓社および講義録。 その他参考文献を提示する。 |
その他 |