10515 基礎倫理神学II
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選必 |
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秋学期 |
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2 |
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3・4 |
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浜口 吉隆 |
他の科目との関連 | 基礎倫理神学Iと関連。 |
他学科履修 | 可 |
副題 | キリスト教的徳論 |
講義内容 | 徳とは何か。徳と倫理の関係から人間にとっての徳の意味を考える。元来、倫理は徳を得ることと関連しており有徳な人を理想とする。徳と習慣との関わりをギリシャ思想からキリスト教思想への展開のなかで探求する。伝統的な四元徳(枢要徳)をはじめ、キリスト教的な対神徳(信・望・愛)、真理と美を通しての神礼拝に至る宗教的な敬神徳を論じる。 |
講義計画 | これらの内容を次の順序で講述する。 (1)徳とは何か (2)徳と倫理の関係 (3)ギリシャ思想の徳論からキリスト教的徳論へ (4)ギリシャ的四元徳とその影響−賢明、正義、剛毅、節制などのキリスト教的理解 (5)謙遜 (6)対神徳−信仰と希望と愛− (7)キリスト教生活と礼拝 特にギリシャ思想を背景にして中世キリスト教における理解を深め、諸徳の現代生活における意義を再検討する。 |
評価方法 | 筆記試験またはレポート提出により評価するが、講義への出席も重視する。 |
テキスト | 講義録を配布するが、その都度参考文献を提示する。 |
その他 |