11125 近世・現代哲学史 AII
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必 |
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秋学期 |
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真田 郷史 |
他の科目との関連 | |
他学科履修 | 可 |
副題 | 近世哲学における「善と悪」をめぐる問題 |
講義内容 | 神と人間の存在論的関係という枠組みの中で、人間における「善と悪」の問題を、近世哲学はどのように論じてきたのか、その主要な学説を取り上げながら、概観していきたいと考えている。また、出来る限り、思想史的背景についても広く触れるよう心掛けたい。 |
講義計画 | 西洋近世哲学の三大潮流である大陸合理論・イギリス経験論・ドイツ観念論のそれぞれから、上述のテーマに関する代表的な学説を取り上げ、近世から近代へと展開するヨーロッパ精神史の流れを、大きく捉えることに留意したい。個々の哲学者についてのより詳細な学習は演習科目等の機会に委ね、ここではむしろ、哲学的に問題を考えるということの意味を、近世という時代的背景の中で汲み取って欲しい。また、時間の許す限り、近世哲学が持ち得る現代的意義についても、折に触れ、検討してみたいと思っている。 |
評価方法 | 平常の講義時に、出来るだけ多く、簡単なレポートを提出してもらい、それを毎回の講義に反映させたいと考えている。従って、評価はそうしたレポートと、学期末に提出してもらう最終レポートによって行う。 |
テキスト | テキストは使用しない。必要に応じて、プリント類を参考資料として配布する予定である。また、参考文献等も、適宜、講義時に紹介して行く。 【そ の 他】 講義内容を単に知識として受容するのではなく、テーマに沿って「自分なりに考えてみる」という態度で受講して欲しい。講義科目ではあるが、演習科目のつもりで、毎時間、思考訓練の機会になればと考えている。 |
その他 |