南山大学

 
指定
選必
期間
春学期
単位
年次
1・2
担当者
高橋 公明
他の科目との関連
他学科履修
副題 8−17世紀の東アジアの国際関係
講義内容  日本列島内に閉じた空間の出来事として日本史を考えるのではなく、その周辺地域との関わりを重視する。東アジアという地域的な広がりの中で古代・中世の日本をどのように位置づけうるのか考える。とくに戦争を含む外交関係に焦点を合わせ、政治的な場としての東アジアについて検討する。
講義計画 (1)古代東アジアの概観:華と夷
(2)中心−周縁的世界観の伝播:東夷の小国の華夷意識
(3)日本の表玄関:博多から敦賀まで
(4)モンゴルの衝撃:三別抄の乱、元寇
(5)華夷秩序の再構成:明と周辺諸国、冊封関係
(6)武家政権の外交:日本国王と征夷大将軍
(7)朝鮮と日本列島:多元的外交関係、朝鮮遣使ブーム
(8)交易立国琉球:明・東南アジア・朝鮮・日本
(9)明清交替と海域世界の変貌:中国人海商、ヨーロッパ人、朱印船貿易

〈授業の進め方〉
 短い講義と比較的長い質疑応答を中心とする。毎回、30分程度でできる簡単な準備作業を指示する。
評価方法 (1)比較的短い宿題(A4で1枚程度) 2回 50%
(2)学期末報告(A4で3枚程度) 50%
テキスト なし
その他