20451 人文学基礎論(日本語学入門)
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選必 |
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春学期 |
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2 |
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1・2 |
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齋藤 文俊 |
他の科目との関連 | |
他学科履修 | 可 |
副題 | 日本語学入門 |
講義内容 | 観念としての「ひとつの統一」すなわち「日本語」を表すものとして明治の人達がまず選んだ表現、それは「日本語」ではなく「国語」であった。それにはそれなりの非言語的文脈があったといえる。この「国語」ということばにこだわりながら、「国語学」「日本語学」「言語学」三者の関係について考える。 |
講義計画 | 現在、日本語では、漢字・ひらがな・カタカナ・ROMAJIと、四種類もの文字を使用し、和語・漢語・外来語を織り交ぜて文章を書いている。本講義では、日本語が、異文化を受容しつつ、これまでにどのような変化をし、またこの先どのような変化をするのか、そして、さらにその日本語を明治期に「国語」として確立しようとする際にどのような問題が生じたか、などについて考えていく。 1.漢字・ひらがな・カタカナ・ROMAJI 1−1.文字の定義と分類 1−2.五十音図といろは歌 1−3.漢字から仮名へ 1−4.ローマ字との出会い 1−5.日本語の表記 1−6.漢字の長所・短所 1−7.「国語」の中の漢字 1−8.漢字の未来(漢字とコンピュータ) 2.和語・漢語・外来語 2−1.外来語とは 2−2.漢語の歴史 2−3.和語と漢語と外来語 2−4.外来語の影響 |
評価方法 | 出席、課題図書の書評2回、及び期末レポート |
テキスト | 以下の2冊を本講義の課題図書とし、それぞれ書評を課す 鈴木孝夫『日本語と外国語』岩波新書101 清水義範「言葉の戦争1・2」『言葉の国』集英社文庫 |
その他 |