21101 旧約聖書入門
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必 |
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春学期 |
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2 |
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岡崎 才蔵 |
他の科目との関連 | |
他学科履修 | 可 |
副題 | |
講義内容 | 『聖書』(『旧約聖書』と『新約聖書』)はキリスト教信仰の規範の書として知られている。授業では、『旧約聖書』を「信仰の規範の書」としての面からではなく、世界文学の面から紹介することを目指す。カトリックとプロテスタントでは、聖書正典の立場が異なり、『旧約聖書』に含まれる書物の冊数が異なるが、授業では『新共同約聖書−旧約聖書続編つき−』をテキストとして使用する。その意味では、取り扱わねばならない冊数は四十九冊に上る。講義時間数は限られているので、全体を四部(トーラー、ネビイーム、クトビーム、続編)に分けて緒論的に紹介するように努める。講義はあくまでも(『旧約聖書』に書かれている内容に親しむためのもので、聖書学的理論は必要最小限に留め、出来るだけ多くの書を読破することを目標とする)。 |
講義計画 | 『旧約聖書』を四部に分け、それを更に文学類型に基づいて分類すると、次のような表ができる。 1)トーラー :神話・伝説文学と法文学 2)ネビイーム:歴史文学と預言文学 3)クトビーム:詩文学と知恵文学 4)続 編:物語文学と黙示文学 これらを古代イスラエル文学史の流れの中に位置づけて、各項目を2〜3コマで紹介する。 必要な聖書学の知識はプリントにして、授業で配布する。毎時間、聖書朗読を行うので、必ず旧約聖書を持参すること。 |
評価方法 | 『旧約聖書』を読破するにはなにも授業に出席しなくても可能である。しかし、それを言うならなにも「旧約聖書入門」を受講する必要もないのである。一人で読書して得られない知識や感想を共有することを目指す。従って、授業出席とその態度も重視される。期末には筆記ないしは口頭での試験を行い成績を出す。 |
テキスト | 新共同訳『聖書』−旧約聖書続編つき− |
その他 |