21672 組織神学(三位一体論)
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選 |
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秋学期 |
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2 |
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2〜4 |
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鳥巣 義文 |
他の科目との関連 | 聖書学、キリスト論などの基礎知識を前提とする |
他学科履修 | 可 |
副題 | |
講義内容 | 本講義では、キリスト教信仰の本質をなす三位一体論について、新約聖書とその後の教理史においてどのように理解されまた発展を遂げたのかを検討する。そのために、まずイエス・キリストと父なる神に係わる教理の確立を辿り、つぎに聖霊についての教理の独自の展開を確認する。その後、古代からフィレンツェ公会議までの東西教会における異なる伝承の歩みを概観し、終わりに、組織的な考察を行う。とりわけ、救済史的三位一体の神理解が現代の我々に問いかける意味について吟味する。 |
講義計画 | 1 オリエンテーション 2 新約聖書の父と子と聖霊について 3 父と子の関係について(2回) 4 父と子の聖霊について(2回) 5 ディスカッション 6 東西教会の異なる理解について(2回) 7 ディスカッション 8 組織神学的考察(2回) 9 まとめ |
評価方法 | 出席、議論への参加、学期中・学期末レポートなどにより総合的に評価する。 |
テキスト | 特に指定しないが、【その他】欄に上げた参考文献を確認すること。 |
その他 | ハンスユーゲン・マルクス「古代キリスト論の歩み」『南山神学』7(1984年)1-32頁、また「中世における東西の根本問題」『日本の神学』19(1980年)32-58頁。鳥巣義文「聖霊のペルソナについて─ヘリベルト・ミューレンの聖霊論との対話」『日本カトリック神学会誌』11(2000年)99-131頁、また「神と人々との我々─三位一体の神による救いの現実についての一考察」『南山神学』24(2000年)45-76頁。 |