21837 教会法A(秘跡法)
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選 |
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夏期前半 |
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2 |
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3〜4 |
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濱田 了 |
他の科目との関連 | |
他学科履修 | 可 |
副題 | 教会の聖化する任務 |
講義内容 | 教会法としてはただ一種類の法、すなわち秘跡に関する法規しか存在しないという見解があるくらい、秘跡法は教会法の中で主要な位置を占めている。秘跡は恩恵といった超自然的次元に関わる故に、秘跡法は単なる教会制定法ではなく独特な性格を有する特別法である。本講義では秘跡の執行者の資格・権限および義務ならびに秘跡を受ける人の法的要件、秘跡の有効性および適法性ならびにその法的効果等について講述するが、随時関連する神学上および民法上の問題にも言及する。 |
講義計画 | 秘跡法入門として新教会法典のうちに法文化された秘跡観の刷新およびエキュメニズムについて紹介した後、洗礼から始めて七つの秘跡について順次教会法典のテキストを分析しながら解説する。特に婚姻法については、民法と競合する離婚・再婚をめぐる問題、婚姻の無効宣言、有効化の方法ならびに婚姻訴訟について詳しく講述する。 |
評価方法 | 学期末試験の成績からだけでなく、授業中の質疑応答、出席状況等を勘案して総合的に評価する。 |
テキスト | カトリック新教会法典[羅和対訳]、有斐閣 |
その他 |