22119 人類文化学演習I
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青山 幹哉 |
他の科目との関連 | |
他学科履修 | 不可 |
副題 | 史料で読む日本中世社会 |
講義内容 | 数百万年におよぶ進化の歴史をとおして、人類は他の地球生命には見られない独特の生活形態を形成し、発展させてきた。それが今日われわれを生かしている文化である。人類文化学演習Iは、そのような人類の生き方としての文化を、歴史、生活技術、思想、社会、宗教など様々な切り口から研究し、人類の自己理解を深めることを目的とする。また、人類の文化はたんに過去の産物ではなく、歴史的な形成物としてわれわれ自身が次の世代に受け継がせていくべきものである。したがって人類文化の今日的課題と次世代の子どもたちに継承させる将来像を考えさせ、討論させることもこの演習の課題のひとつとなる。 |
講義計画 | 歴史事実を認識するためには、必ずそのよりどころとなる史料が必要である。この演習では、(1)日本中世の文献史料を精読することによって、史料読解の基本的知識を修得すること、(2)関連文献を批判的に講読すること、の二つを目的とし、以下のようにおこなう予定である。 1.中世史料学(古記録)概説 2.記録文の調べ方 3.『吾妻鏡』の講読 4.参考文献の講読 |
評価方法 | 口頭発表・他者の発表に対する発言・レポート・定期試験により評価 |
テキスト | 『吾妻鏡』等、テキストとするものについては配布する。 なお、参考文献は以下のとおり。 小山田和夫『入門 史料を読む─古代・中世─』吉川弘文館、1997年 飯倉晴武『日本小百科 古記録』東京堂出版、1998年 斎木一馬編著『古記録学概論』吉川弘文館、1990年 斎木一馬『古記録の研究』上(著作集1)吉川弘文館、1989年 松薗 斉『日記の家』吉川弘文館、1997年 八代國治『吾妻鏡の研究』吉川弘文館、1913年 五味文彦『吾妻鏡の方法』吉川弘文館、1990年(増補版2000年) 角田文衛『平家後抄』朝日新聞社、1981年(講談社学術文庫版あり) |
その他 |