22776 人類文化学特殊講義(縄紋文化論)
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選 |
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秋学期 |
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2 |
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2〜4 |
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大塚 達朗 |
他の科目との関連 | |
他学科履修 | 可 |
副題 | 縄紋文化の多文化的再編制 |
講義内容 | 縄紋文化は、日本列島内で独特・固有な変遷を示す縄紋土器を育んだ文化という了解に加えて、農耕に依存しないが高度な定住性を示す狩猟民による特異な文化と理解されるようになった。列島外の諸先史文化とは没交渉で列島内に高度で特異な内容の単一・等質な新石器文化であることが強調されてきた。はたして、縄紋文化は単一で固有な文化といいきれるのか、むしろ複雑な由来の多文化的複合の可能性があることを講義する。 |
講義計画 | 下記のテーマにそって講義を進める。 1.土器を使用する狩猟採集民が日本列島に登場する様子 2.九州と朝鮮半島との交流を示す土器文化 3.北海道の知られざる土器文化 4.亀ヶ岡式土器が広域に波及する背景 5.橿原式紋様から見た地域連合の形成 6.由来が多様な縄紋土器から見た日本列島先史文化の再構築 |
評価方法 | 期間中の小レポートと期末試験で成績を評価する。なお、出欠はきびしく取り、成績に反映させる。 |
テキスト | 参考資料を配布する。 |
その他 |