南山大学

 
指定
期間
春学期
単位
年次
2〜4
担当者
籾山 洋介
他の科目との関連
他学科履修
副題 現代日本語の類義表現の分析
講義内容  現代日本語には、語・句・文のレベルにわたって多様な類義表現が存在する。たとえば、語のレベルでは、「話す/言う/しゃべる/述べる/語る」「準備/用意/支度」「やっと/ようやく」などの類義語がある。句のレベルでは「煮え湯を飲ませる」と「ひどい目にあわせる」のように慣用句と通常の句が類義関係にある場合がある。また、文のレベルでは、「名古屋から東京まで高速道路が走っている」と「東京から名古屋まで高速道路が走っている」、あるいは「道に財布がある」と「道に財布が落ちている」などのように、同じ事態を描写してはいるが、何らかの点で意味が異なる複数の文が存在する。本講義では、認知言語学の知見も取り入れて、以上のような類義表現の意味の違いを分析する方法を身に付けることを目指す。
講義計画 1.類義表現の諸相
2.類義表現の分析
 2.1.語レベルの分析
 2.2.句レベルの分析
 2.3.文レベルの分析
評価方法 レポートおよび平常点
テキスト プリントを配布する
その他