南山大学

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指定
 選必
期間
 春学期
単位
 ２
年次
 2
担当者
 岩野　一郎
他の科目との関連
他学科履修 可
副題 『政治の諸要素−アメリカの事例を通じて眺める』
講義内容 　この講義は、主として地域研究関連科目を３・４年次に履修しようとする学生のために、政治を眺める基礎的な知識を与えることを目的としている。政治研究の基礎となる概念−権力・国家・主権・立憲主義など−のファンダメンタルズからはじめ、実例をアメリカ合衆国に求めながら政治の枠組みである司法・立法・行政の三権、それを支える基本法である憲法、国民の政治過程への参加を保障する諸制度−選挙・政党・圧力団体など−と、その背後にある考え方を学んでいく。
講義計画 　まず政治の基礎である権力や正統性、民主主義・人民主権、権力の分立、抑制と均衡などの基礎概念を説明する。次いで立憲主義の説明を行ない、その具体例である、合衆国憲法の成立とその背後の問題に触れる。さらに、行政（大統領制）、立法（連邦議会）、司法（最高裁判所）の順に議論を進める。次いでアメリカの政治制度の特色となっている連邦制の意味を考察するために、州と地方政治を眺め、それらをまとめる意味で国民の政治参加を制度的に保証している選挙権や代表制の展開を検証する。
評価方法 　評価は学期中間に課すレポートと、期末試験の結果によって行う。大教室であっても、学生との対話を行いながら授業を進めるので、積極的な参加を期待している。
テキスト Targonski, Rosalie. (ed). Outline of U.S. Government. Office of International Information Programs, United States Department of State.
阿部斉『政治学入門』岩波書店　1996年
他に適宜プリントを配付する。
その他