40532 文学と社会2
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選必 |
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秋学期 |
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2 |
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3・4 |
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栗須 公正 |
他の科目との関連 | |
他学科履修 | 可 |
副題 | フランス文学とパリ |
講義内容 | 文学にあたえる社会の影響、社会における文学の状況など、さまざまな文化における文学と社会の関係についての理解を深めるために、作家の社会的環境、作品における社会の描写、読者による作品の受容、歴史的状況と文学生産の相関性などについて、関連する思想と理論を参照しながら講義する。 今回は、19世紀フランス文学におけるパリのイメージについて論じたい。フランス大革命後、パリは多くの問題を抱えながら膨張を続けるが、やがて、世紀半ば大改造がはじまり、近代都市として変貌してゆく。こうしたパリの姿がフランス文学のなかにどのように反映しているか、バルザック、スタンダール、ユゴー、フローベール、ゾラ、モーパッサンなどの作品を眺めながらパリ案内を兼ねて検証したい。 |
講義計画 | スタンダール『赤と黒』、バルザック『ゴリオ爺さん』、ユゴー『レ・ミゼラブル』、フローベール『感情教育』、ゾラ『居酒屋』『制作』、モーパッサン『ベラミ』など順次、対象とする。進行予定表は開始時に配布する。講義資料はすべて日本語のみとする。 |
評価方法 | 試験(またはレポート)、授業参加度、出席状況など総合的に評価する。 |
テキスト | プリント資料(日本語)配布 |
その他 |