南山大学

 
指定
期間
通年
単位
年次
4
担当者
大久保 泰甫
他の科目との関連
他学科履修 不可
副題 フランスの家族とその制度・その2
講義内容  いかに文献を読み、いかに研究して、それをいかに論文の形にまとめることができるのかを学ぶ。具体的には、それぞれの分野における作品・文献を読み、資料収集・資料研究をしながら、各研究領域に必須の専門知識・技術を身につけると同時にその研究方法・研究動向についても広く学び、将来の卒業論文のテーマを設定する準備をする。
講義計画  「家族は社会の基礎細胞である。」フランスは、よく個人主義の国だと言われるが、伝統的に、家長を中心とする集団としての家族の枠組みと結合は、法的制度として強固に守られてきた。しかし、第5共和制成立以後、家族の法制が次々に改正されていった(1975年頃まで)。
 しかし、ここまでの変化は、フランス家族法の近代化と受け止められたが、最近に至り、この動きは、おそらく非常に巨大な変動の一部分ではないかと考えられるようになった。(1999年のPACS制度の成立などを参照)。他方、生命科学の急速な発展に伴なって出現した、先端医療技術による人工的妊娠・出産や受精胚の法的規律の問題は、言うまでもなく家族の制度とも重要な関わりをもっている。
 以上は昨年の概要の要約であるが、本年も同一のテーマを掲げ、更に掘り下げた考究を続けていきたい。
評価方法 平常点(出席状況、テキスト講読、発表)、及びレポート。
テキスト プリントを配付の予定。
その他