南山大学

 
指定
期間
春学期
単位
年次
3・4
担当者
丸岡 高弘
他の科目との関連
他学科履修
副題
講義内容  本講義では、フランスの社会と文学の影響関係の諸相に触れる。作家の社会的・文化的環境と時代背景といった作家と社会の問題、また作品がどのように受け入れられたかという作品と社会の問題、さらに読者の社会的・文化的環境と時代背景といった読者と社会の問題などを講義する。
講義計画 〔ルナンの『国民とはなにか』を読む〕
 「フランス人であるということはどういうことなのか?」『イエス伝』でも、名高い文献学者エルンスト・ルナンが1882年に行ったこの講演は「国民とは日々の国民投票である」という一節で有名であるが、彼のこのテクストは国民論の古典としてだけではなく、現代的意義を失わないものとして現代社会が喚起するさまざまな問題の折りにふれて引用される。ルナンのこのテクストを中心にして、19世紀の様々な国民国家論を検討する。
評価方法 授業中での発表、授業への積極的な参加とレポート
テキスト プリントにて配布
その他