他の科目との関連 |
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他学科履修 |
可 |
副題 |
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講義内容 |
思想の表現手段としてフランス語を用いるものを「フランスの思想」と理解し、現代にまでいたるその流れと特徴を、実際に代表的な思想家の著作にもふれながら考察する。具体的には、デカルトあたりに出発点を置き、啓蒙思想および感覚論哲学、19世紀の思想、実存主義、現代のフランス思想などを取り上げる。 |
講義計画 |
フランス近代の思想の歴史の特徴を、人間精神の一つのありかたとしての「愛」がどのようにとらえられたかに焦点を当てつつ考察する。17、18世紀を代表するデカルト(『情念論』)、コンディヤック(『感覚論』)をまず検討し、この流れの延長上に19世紀のスタンダールの『恋愛論』を一瞥し、20世紀思想としてはサルトルの『存在と無』を考察する。最後に、フランスを含む西欧の思想史を独自の視点から考察した現代フランスの思想家M.フーコーの所論について検討する。文献はいずれも邦訳を用いる。 |
評価方法 |
受講者には実際に読書した内容をレポートとして提出してもらう。この平常点と、学期末試験を総合して評価する。 |
テキスト |
上記のものを使用するが、入手法等については別途指示する。 |
その他 |
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