南山大学

 
指定
期間
通年
単位
年次
4
担当者
石井 賢治
他の科目との関連
他学科履修 不可
副題 ドイツ語造語論
講義内容  それぞれの分野で、学生が自立的な研究能力を養う機会として位置づける。個々の学生が、独自の具体的な問題に即して研究発表を行い、各自の論述における研究の手続きと思考の過程を、討論を通じて、再検討し、思考を深め、論文を仕上げる。
講義計画 演習Iに引き続きドイツ語造語論の分野を取り上げる。演習Iでは造語論の課題、造語の定義、造語論と形態論、造語のタイプなどを基本概念や術語とともに(具体例を通じて)概観してきた。
この演習IIでは造語研究における多様性に眼を向ける。すなわち見方・考え方の違いにより同一対象の扱いに違いが生ずることがある。例えば派生や複合などの造語タイプの分類における基準の違いによって生じる異なった分類。さらにこれに関連する、新たな提案がなされている共成語の扱い。そしてそもそも統一的な分類法というものは存在しないこと。複合の種類の一つとされる連結複合語の取り扱いなど。また記述の枠組みである言語理論の違いによる、造語記述の違いなど。これら多様性の根底にある考えを知り、より良い方向をさぐっていくことを学ぶ。
評価方法 レポートを中心に、授業での練習結果・質疑応答、出席状況を考慮して評価
テキスト プリント
その他