南山大学

 

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ドイツ文学史A・B

指定
期間
春学期
秋学期
単位
年次
2〜4
担当者
越智 和弘
他の科目との関連
他学科履修
副題
講義内容 ドイツ文学史A
 ドイツ文学の歴史的概観を通して、文学のみならず、ドイツの歴史、政治、経済、社会への関心をも喚起するために、文学作品のそれぞれの時代におけるあり方、その役割に注目して、可能な限り作品に直接触れる機会を設けながら、ドイツ文学の流れを概観する。この講義で扱う時期は、古代ゲルマンの文学から、中世文学、啓蒙主義、ドイツ古典主義とロマン主義の時代までとする。

ドイツ文学史B
 「ドイツ文学史A」と同様の意図と方法によって、写実主義、自然主義、印象主義、表現主義の文学と、ワイマル共和国時代の文学と第二次世界大戦後の文学までを扱う。

講義計画 ドイツ文学史の図式一般は参考書を通して自習して欲しい。上記講義内容のうち今年度の講義では、ベートーベンとヒトラーを生みだしたドイツ国民性の謎を、「ロマン主義」をキーワードに歴史的にたどるなかで、真に「ドイツ的なるもの」を文学と社会の関係を通し考えていく。
評価方法 講義中の参加態度、筆記試験、レポートなどの成績から総合的に評価する。
テキスト プリントを配布。
参考書:『増補ドイツ文学案内』(岩波文庫)、『ドイツとドイツ人』(岩波文庫)
その他