南山大学

 
指定
期間
春学期
単位
年次
3・4
担当者
大谷津 晴夫
他の科目との関連 経済学部経済学科開講科目51677「外書講読(歴史と思想)B」
他学科履修 不可
副題 EU内の労働者の移動とその社会保障
講義内容  1990年の東西ドイツの統一によって一段と大きくなったドイツ経済の潜勢力が今後どういう方向に展開していくのかに、世界は大きな関心を寄せている。ドイツが欧州連合の中ではたす役割に一段と重みが増したことは確かだし、東欧諸国との経済関係の拡大においても地政学的に有利な条件をもつドイツの主導権は一層強固なものになったといえよう。しかし国内的には、旧東ドイツ経済の構造改革問題を抱え、また依然として高水準の失業や少子高齢化問題が福祉社会ドイツの足下を脅かしている。この講義では現代のドイツ経済が直面する問題を多面的に取り上げ、できるだけ統計等のデータを利用しながら検討を加えて、ドイツの経済と社会についての理解を深めていく。
講義計画  今年度にかんしては、上記講義内容のなかで、とくに以下の内容を中心とする。
 EU内における労働者の移動とその社会保障を扱ったEU文書をテキストに用いる。英語で書かれた文献を使用するが、独語版テキストの講読上の質問にも個別に対応する。
評価方法 出席、予習、定期試験を総合的に評価しておこなう。
テキスト テキストは当方で用意して受講者に配付する。
その他