南山大学

 
指定
期間
通年
単位
年次
3
担当者
周  錦樟
他の科目との関連
他学科履修 不可
副題 漢字学─日中現代漢字の比較
講義内容  3年次の学生にたいして、少人数のゼミ形式により、各人の選択した専門領域について相応の知識や参考文献の扱い方などを修得させる。そうした過程で、自ら課題を見いだし、探究していく姿勢を養成する。
講義計画  この演習では、現代中国語および現代日本語で使われている漢字の字形・発音・意味について、二つの言葉を比較考察します。次にそれをもとに外国語教育への利用や文字政策への提言などを考えたいと思います。四年次の演習とのつながりを視野に入れて、三年次はまず『現代漢字学通論』を輪読し、漢字という文字体系の言語における位置や漢字文化圏の漢字使用現状、日本と中国の文字政策、現代漢字の字形・字音・字義・字量、そして漢字教育の実態を把握したいと思います。授業は教員による講義ではなく、学生が中心となる形式を取ります。指定された範囲のテキストを事前に読み、授業中にその内容について報告・討論を行います。学年末には、各自の興味のある研究課題を決めてもらう予定です。
評価方法 出席率、授業中の態度、報告と討論への積極性、レポートを総合的に判断します。
テキスト 楊潤陸(2000)『現代漢字学通論』長城出版社

【そ の 他】原文のテキストを使用するため、予習するにはかなりの時間が要求されます。
その他