51737 金融論I・II
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選 |
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春学期 秋学期 |
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2 |
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2〜4 |
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荒井 好和 |
他の科目との関連 | |
他学科履修 | 可 |
副題 | |
講義内容 | 「金融」とは何だろう。いま試みに、「金融とは、国内・国際を問わず、おカネの動きにかかわる経済活動である」と考えてみれば、私たちの毎日の生活は、「金融」なくしては成り立たないことは自明であるといってよい。私たちが日々接する経済情報の中でとりわけ「金融」に関する情報が多いのも当然であろう。しかしながら、断片的な経済情報をただ漫然と眺めているだけでは、「金融」が、国民所得、雇用、金利、国際収支といったその他の重要な経済変数と、どこでどのようにかかわり合っているかを理解することはできない。金融とその他の経済活動との関係を捉えるためには、「理論」という道具がいる。すなわち、理論という道具を使って、金融現象が他の経済活動とどのように絡み合っているのかを明らかにしようとするのが金融論である。したがって、ミクロ・マクロ経済学の基礎知識を前提とする。 金融の分野では、実際の金融制度や金融市場の仕組みに関する知識が不可欠であるが。この講義では、そうした実際的知識と理論の提携をはかりながら、現実の金融諸問題について理解を深めることを目的としている。 |
講義計画 | 金融論Iでは、経済活動と金融システムの関わりを概説する。金融とは何か(イントロダクション)、経済成長と金融資産の蓄積、金融機関、等について概説した後、カレント・トピックスとして、銀行の不良債権問題、EUの通貨統合と金融制度改革などをとりあげ、金融と経済活動との関係を解説する。 金融論IIでは、理論という道具の修得をめざす。家計・企業・金融機関・中央銀行それぞれの金融行動を明示し、マクロ経済における相互の依存関係を考える。 |
評価方法 | 適宜おこなうレポート提出および定期試験の結果を総合的に考慮して評価する。 |
テキスト | 未定。 |
その他 |