南山大学

 
指定
期間
春学期
夏期前半
単位
年次
2〜4
担当者
橋本 昭一
他の科目との関連
他学科履修
副題 経済行為と価値規範
講義内容 春学期(経済倫理学I)では、人間生活の意義・人間生活の前提としての環境・自然環境と社会環境と文化環境・選択行為の基準としての価値の諸相・目的>手段関係としての選択
過剰の中の不足といった原理的問題を扱う。
夏期集中(経済倫理学II)では、カトリック社会論の系譜を思想史的に解説する。
講義計画 経済倫理学I
 1 人間性格論 2 人間生活と経済 3 環境論(自然と社会と文化) 4 唯物論と観念論
 5 個人主義と全体主義 6 保守主義と革新主義  7 価値と選択 8日本型システム論
 9 グローバリゼーションの光と影
経済倫理学II
 1 カトリック社会論の歴史的背景  2 「レールム・ノヴァールム」(1891)労働問題 3 「クワドラジェシモ・アンノ」(1931)補完性原理 4 「マーテル・エト・マジストラ」世界的共通善 5 「パーチェム・イン・テリス」(1963)世界的連帯 6 第二バチカン公会議の現代世界憲章 7 「ポプロールム・プログレッシオ」(1967)社会的開発論 8 「ラボーレム・エクセルチェンス」民族の解放
評価方法 I.論述試験(穴埋めを含む) II.レポート(「社会回勅のいずれかひとつをとりあげ論評せよ」)
テキスト 春学期 レジメ配布
夏集中 各回勅の翻訳はカトリック中央協議会から出版されている。
    全体的な解説書を夏学期迄に刊行したいと思っている。
その他