南山大学

 
指定
期間
春学期
秋学期
単位
年次
2〜4
担当者
後藤 剛史
他の科目との関連 経済原論、マーケティング論、流通論
他学科履修
副題 企業と市場、企業組織
講義内容  企業は、「何をどれだけつくり、いくらで販売するか」という問題をどのように解決しているのだろうか。また、「部品を自社で生産するか下請け企業に発注するか」という問題をどのように解決しているのだろうか。前者の問題は「企業と市場」の問題であり、後者の問題は「企業組織」の問題である。どちらの問題を考える際にも、経済学的な思考が欠かせない。企業論A・Bでは、このような企業に関する様々な問題を経済学的に考えていく。講義においては、数式・グラフなどが用いられる。また、内容は理論的なものとなる。履修の際にはこれらの点に十分注意されたい。
講義計画 以下のトピックスを扱う予定である。
企業論A
1)利潤の最大化
2)他者との競争と価格の設定
3)価格の差別化
4)カルテルと共謀
5)戦略的参入阻止
6)取引費用と市場の失敗 など
      
企業論B
1)企業組織の分析と契約理論
2)不完備契約の理論と企業の境界
3)企業内での権限の配分
4)公的企業組織と民営化
5)企業と法
6)企業の資金調達:負債の役割 など
評価方法 原則として定期試験の成績により評価する。
テキスト 以下を予定している。
[企業論A]
フィナンシャル・タイムズ編『競争戦略の経済学』ダイアモンド社、2001年。
[企業論B]
柳川範之『契約と組織の経済学』東洋経済新報社、2000年。
その他