南山大学

 
指定
期間
春学期
単位
年次
1
担当者
沢登 文治
他の科目との関連 憲法Bと一体をなす。
他学科履修
副題 日本国憲法の制定と人権保障
講義内容 日本国憲法の総論、および、基本的人権について学ぶ。まず、総論においては、日本国憲法の基本原理および人権条項各条項を理解するために、フランス人権宣言、アメリカ連邦憲法など、近代憲法の基本をなした基本原理を概観するとともに、それら近代憲法が、大日本帝国憲法(明治憲法)においてどのような形で具体化されたか、またはされなかったかを検証する。さらに、その後どのようにして現行、日本国憲法が制定されたのか、その制定過程を理解し、また、制定後50余年に渡り、現行憲法それ自体、および、それを取り巻く状況に関連して、学説・判例がいかに発展してきたかを概観する。そこで重要なのは、学説および判例の整理・理解と、自分なりの考えをまとめることである。論点を整理し、論述できるように訓練する必要がある。
講義計画 講義の前半は、おもに近代憲法の基本原理を理解するために、近代憲法全体としての歴史、ならびに、代表的外国近代憲法の基本理念およびそれらの特徴を把握する。それとの対比において、現行憲法の特徴・原理を解説していく。ここで、日本国憲法のおかれた国際的かつ歴史的位置を確認する。その上で、講義の後半は、天皇の地位から刑事人権保障までを、各条文を逐条的に解説する。
評価方法 定期試験の成績によって評価する。
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