81419 法学演習I
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選 |
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通年 |
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4 |
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3・4 |
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加藤 良夫 |
他の科目との関連 | |
他学科履修 | 不可 |
副題 | 裁判例を通して診療契約を考える |
講義内容 | 医療過誤の裁判例や具体的事例を通して診療契約の内容を検討します。 具体的には、患者の「知る権利」「自己決定権」「インフォームド・コンセント」と中心として、「がんの告知」「風疹と中絶」「エホバの証人の輸血拒否」「安楽死事件」「カルテの開示」「乳ガンの手術療法の選択」「薬の開発と臨床試験」等診療契約・患者の人権に関する裁判例を医事法学的に考察します。 |
講義計画 | 授業は演習形式で行います。早い段階で取り上げるテーマと役割分担(各テーマの報告者、コメンテーター、司会者)を決め、ゼミの当日は報告者からの発表を受け、全員で質疑討論を行い、適宜コメント・解説を加える方法で行います。 時にゲストスピーカーを招くとか、ビデオを見るとか、医療過誤事件の裁判を傍聴する等の企画を立てて実行する予定です。 第1回のゼミでは、自己紹介と「癌の告知」についての意見交換、ゼミ生の意向も踏まえて春学期のスケジュールの決定をする予定です。2回目以降春学期中は、医療過誤に関する判例と患者の権利宣言について検討し、秋学期に入ってから診療契約の内容について検討します。夏休みにはゼミ合宿を予定しています。 各人が関心にそって、自分で調べ、思考し、自分の意見を発表し、意見交換する場を提供したいと思います。ゼミ生がゼミを通して学ぶ喜び、自分の成長を実感する喜びを感じて下さると幸いです。 |
評価方法 | 報告、討論、レポート等を総合して評価します(テーマに関心をもち、主体的・積極的に参加して欲しいと思います)。 |
テキスト | 医療過誤判例百選(有斐閣) |
その他 |