南山大学

 
指定
期間
春学期
単位
年次
3・4
担当者
南川 和範
他の科目との関連 会社法
他学科履修
副題 企業会計に対する法的規制
講義内容  企業会計法は企業会計を規制対象とする。しかし、同名の法典が存在するわけではなく、同法は、商法計算規定、商法施行規則、証券取引法に基づく財務諸表等規則等の法律や規則、さらに、企業会計原則等の実務準則等を内容とする法領域となる。
 この企業会計法は、会社法の一部なのであるが、時間的制約もあって会社法の授業でこの分野が取り上げられることは少ないのが実情であろう。そこで、本講義においては、企業会計の一般的内容(計算の内容とその表示)に関する系統的理解を得ることを主な目的とする。その際、半期開講科目でもあるので、商法計算規定と商法施行規則を中心に講述する。なお、法学部生向けの講義であるから、簿記論や財務表論等の知識や理解は前提としない。
講義計画  まず、粉飾決算事例を概観した後に利益配当規制に及ぶ。次に、株式会社の設立から営業活動に会計がどうかかわるかを解説する。さらに、会計がいかに法的に規制されているかに至る。
評価方法  原則として、試験期間に実施する試験のでき具合(のみ)で評価する。例外的に、受講態度が勘案される場合もある。
テキスト 特に指定せず、こちらから教材を配布する。

【そ の 他】 講義には必ず最新版(平成15年版)の「六法」を持参すること。平成14年版以前の六法は全く役に立たない。
その他