南山大学

 
指定
期間
4単位
単位
通年
担当者
鈴 木 達 也

 〔普遍文法的視野からの英語文法研究〕
 普遍文法の解明を究極目標とする生成文法であるが、近年研究の中心は個別言語の構文研究から普遍文法の一般原理の研究の方に大きくシフトしてきたと言って良い。しかしながらその一方で、個別言語である英語の文法研究の方は残念ながらやや本流から外れた分野と認識されつつあると言って良いかも知れない。
 以上のような状況を踏まえ、本年は最新の生成文法理論の普遍文法に関する成果がどのように英語という個別言語の文法に適用されていくのかということについて様々な具体例を見ながら、普遍文法と個別文法の関係について考えていくことにする。
 【テキスト】
Liliane Haegeman & Jacqueline Gu屍on (1999) English Grammar: A Generative Perspective (Blackwell Textbooks in Linguistics)