91620 ドイツ文化特殊講義(二)
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(春学期)岡 地 ■・(秋学期)SZIPPL Richard |
〔ドイツ史A〕 【講義内容】 中世・近世ドイツの歴史を概説する。はじめに、フランク国王の一分国王権から出発し、中世前期においてヨーロッパの最高権威として君臨したドイツ王権=皇帝権について、その国家構造、ならびに問題点を分析する。ついで、統一的国家権力が後退して諸侯的国家体制となる中世後期、領邦国家として迎える近世までの歴史を概観する。 【講義計画】 1 ドイツの 2 オットー朝・ザーリア朝の帝国教会体制と叙任権闘争 3 シュタウファー朝の帝国再建 4 領邦君主時 5 宗教改革と宗教戦争 6 領邦絶対主義——プロイセンの 【評価方法】 試験、および出席状 【テキスト】 使用 〔ドイツ史B〕 【講義内容】 政治・社会・経済の変動が激しい歴史を持っているドイツは、特に20世紀のナチス党の独裁政治や第2次大戦、敗戦後の分割を通して、ヨーロッパだけでなく、世界の歴史にも大きな影響を及ぼしたものである。 本講義では、ワイマル時代から東西統一までのドイツの歩みをたどる。それぞれに時代の特徴に焦点を合わせて、近代ドイツの成立を考察していく。主なテーマとしては、ドイツ帝国の崩壊とワイマル共和国の成立、ワイマル共和国の経済・政治・社会、ワイマル共和国の崩壊とナチス党の権力掌握、ナチス独裁下の経済・政治・社会、第2次世界大戦、第2次世界大戦後の占領と分割、東西両ドイツの成立と発展、東西両ドイツの統一などをとりあげて、近代・現代ドイツ社会についての理解を深めていく。 【講義計画】 講義では、次の順序で、ワイマル時代から東西統一までのドイツ史の主な動きを考察する。 ①ドイツ帝国の崩壊、ワイマル共和国の ②ワイマル共和国の政治・経済体 ③ワイマル共和国の ④ワイマル共和国の崩壊とナチス党の権力 ⑤ナチスドイツの経済 ⑥ナチスドイツの社会、反ナチス運動、ユダヤ人の虐殺 ⑦ナチスドイツの外交政策と第2次世界大戦 ⑧敗戦、占領下のドイツ、ドイツの分割 ⑨東西ドイツの歩み、ドイツ統一 【評価方法】 学期中提出一回のレポート・期末試験・授業への参加姿勢によって総合的に評価する。 【テキスト】 木谷勤、望田幸男著『ドイツ近代史』ミネルヴァ書 |