南山大学

 
指定
期間
4単位
単位
夏期集中
担当者
窪 薗 晴 夫

 〔音韻論と語形成〕
 【講義内容】
 英語との比較対照を基調に日本語の音韻構造を考察し、音韻構造の普遍性と個別性を探る。今年度は語形成過程(「語」が作られる過程)において音韻構造がどのような変化をとげるかという点を中心に講義を進める。期間の後半は語形成と音韻構造に関する最近の論文を読み、この分野の具体的な分析方法と研究課題を学ぶ。
 【講義計画】
 身近にある日本語の音声現象を分析しながら、言語学の基本的な考え方と音韻分析の方法、音韻研究の諸問題を学ぶ。また英語との比較をもとに、音韻構造の普遍性と個別性を探る。期間の後半は語形成と音韻構造(特にアクセント)の関係について学ぶ。
 〔前半〕
 1日目 一般化と有標
 2日目 母音と子
 3日目 音の
 4日目 連濁と音の交
  〔後半〕
 1日目 複合語とアクセント
 2日目 混成語とアクセント
 3日目 頭文字語とアクセント
 【評価方法】
 筆記試験及びレポート
 【テキスト】
 窪薗晴夫著『日本語の音声』(岩波書店、1999)及びプリント