95141 労働経済学
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4単位 |
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岸 智 子 |
企業の人事制度の変化と労働の多様化という問題について研究する。先進国では企業の従業員の働き方が急速に変化し、派遣、契約、出向などの非正社員比率が高まっているが、これは労働の分野に市場原理が浸透してきたことの表れと考えられる。労働市場が競争的になり、就業形態が多様化すると企業競争力はより強く、国民経済はより効率的になるかも知れないが、雇用や収入は不安定なものになる。演習では下記テキストを読み、最近の雇用統計を分析し、企業と従業員との関係をどのように再構築していったらよいかを考える。 【テキスト】 樋口美雄『雇用と失業の経済学』、日本経済新聞社、2001年。 【資料】 厚生労働省の各種統計を用意する。 |