南山大学　シラバス検索用

指定	選	期間	４単位	単位	通年
担当者	林　　　尚　志

"　〔開発経済学の基礎〕
　【講義内容】
　開発経済学では、（1）アジアやアフリカなどの発展途上国が、貧困や所得分配の不平等、人口の爆発的増加などの諸課題に、なぜ、どのような形で直面してきたのか、（２）各国はいかにしてこれら諸課題に取り組み、豊かな社会の実現に向けてどのような成果を修めてきたのか、といった問題について分析がなされてきた。
　本講義では、開発経済学の基礎的なテキストや世界銀行等による最近の報告書などを用いて、「開発経済学」の主要なトピックや分析のあり方、そして、近年の国際的な開発への取り組みなどについて学ぶ。
　【講義計画】
　１）春学期：　下記に例示されているテキスト等を用いて、開発経済学の主要なトピックや分析のあり方について学ぶ。
　２）秋学期：　世界銀行など、開発に関わる国際機関が最近作成した研究報告書等を用いて、近年、途上国および国際社会が進めてきた開発への取り組み等について学ぶ。
　【評価方法】
　（１）出席を重視し、（２）発表、質疑応答など授業への参加姿勢、および（３）各学期末に課される課題レポートにもとづいて評価を行う。
　【テキスト】
　＜春学期の予定文献：　受講者との相談によって決める＞
　＊　Meier, G.M., and J.E. Rauch （2000）, Leading Issues in Economic Development, 7th edition, Oxford University Press
　＊　Ray, D. （1998）, Development Economics, Princeton University Press
　＊　アジア経済研究所編（1997）、『テキストブック開発経済学』、有斐閣。
　＜秋学期の予定文献：　受講者との相談によって決める＞
　＊　World Bank （2000）, World Development Report 2000/2001: Attacking Poverty
　＊　Thomas, V. （2000）, The Quality of Growth, World Bank"