06521 知識・言語と情報社会 (知識と意識)
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選必 |
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春学期 |
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2 |
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1〜4 |
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中島 靖次 |
他の科目との関連 | |
履修対象学科 | 全 |
副題 | |
講義内容 | 20世紀の思想対象の変遷は、意識を言語(あるいは言語的なるもの)の構造によって解体する過程であり、いわば、意識を「言語を介して意識を尽くす」=「知り尽くす」という欲望の実現と言い換えることもできる。しかし実際このことは可能であろうか。この意識の自己関係を解体するということが、それほど容易ではないところにこそ「心」の存在の問題もある。本講義では、意識の構造についてのさまざまな捉え方を検討し直すことによって、「知識と意識」の本質とその関係について考察していく。 |
講義計画 | 第1回:テーマ「知識と意識」の概説 第2回:近代知の生成とその構造概説 第3回:ルネサンス以前の知の様相 第4回:ルネサンス以前の知の様相2 第5回:科学革命における知の変容 第6回:科本革命における知の変容2 第7回:近代知の構造 第8回:自我および自己意識について 第9回:自我および自己意識について2 第10回:言語と認識 第11回:言語と認識2 第12回:「知識と意識」と存在について |
評価方法 | 必要に応じて実施する小テストと定期試験による。 |
テキスト | 大森荘藏著『知の構築とその呪縛』(ちくま学芸文庫) |
その他 |