南山大学

 
指定
選必
期間
秋学期
単位
年次
1〜4
担当者
小林 傳司
他の科目との関連
履修対象学科
副題
講義内容  近代化に果たした科学の役割を、19世紀の科学の職業化のもたらした知的生産システムの制度的変容を中心として概観し、日本における科学の受容のもつ歴史的意義を考察する。また、現代科学技術の進展に伴う専門家と一般市民の関係という先進産業社会にとって重要な現代的課題についても具体的に検討する。
講義計画 1.序論 「豊かさ」の条件としての科学技術
2.近代科学の誕生──ヨーロッパの自然哲学
3.科学の職業化──科学者の誕生
4.科学・技術と近代国家の結合──戦争、産業、国家
5.日本の科学受容1──西洋の文明装置としての近代科学
6.日本の科学受容2──近代科学の「世界」科学化
7.日本の科学受容3──日本の条件
8.現代科学の変容1──アメリカ科学
9.現代科学の変容2──リスク社会
10.専門家と素人1──テクノクラシー論
11.専門家と素人2──新たな合意形成に向けて
12.まとめ
評価方法 筆答による定期試験を原則とする。
適宜、アンケート・小テストを実施する。
テキスト 特に使用しない。
適宜、資料を配布すると共に、参考文献を指示する。
その他