11226 環境生物学
|
選必 |
|
春学期 秋学期 |
|
2 |
|
1・2 |
|
江田 信豊 |
他の科目との関連 | |
他学科履修 | 不可 |
副題 | |
講義内容 | 生態系のシステムのなかで、環境評価指標として、最近昆虫類は重要な構成要因と考えられるようになった。本講義では、まず生態学にベースをおいた基礎的な生態系のシステムを習得させ、昆虫類を中心として、都市環境と里山環境の比較を行う。その中で、それぞれの環境における、生物の多様性についての考察を行ってゆく。昆虫の捕獲採集・同定分類を通して、里山環境における生物の多様性を認識させる。さらに講義では昆虫の多様性の歴史と昆虫の持つ環境特性について、観察実験と講義の両面から論じてゆく。 |
講義計画 | 1. 光学顕微鏡の使用方法 材料:ムクゲの2年茎断面・ツバキの葉の断面 2. 生命の基本単位、細胞の観察(実験) タマネギの体細胞分裂の観察 3.4 海上の森の動・植物の観察:春学期(学外授業) 伊勢海浜センターにおける干潟の生物の観察:秋学期(学外授業) 5. 昆虫の多様性と環境指標としての昆虫 6. 実体顕微鏡の使用方法 7. 昆虫の体の仕組み(実験) モンシロチョウの外部形態について 8. 昆虫と共生する原生動物の観察(実験) シロアリと共生する原生動物の観察 9. 共生の概念 愛知万博と海上の森(人と自然の共生について) 10. ヒドラの体の仕組み(実験) 単細胞生物と多細胞生物の戦略の相違について 11. 里山環境の保全 愛知万博について考える(総合レポート)(春学期) 伊勢湾の干潟の生物について考える(総合レポート)(秋学期) 「環境生物学」は実習・実験を主体とする総合政策学部では数少ない科目です。講義では環境について考える時のキーワード、例えば「共生」と言う概念を実習・実験を通じて理解する授業です。理科系の雰囲気また、野外に出たり実験を行ったりすることの好きな学生はぜひ受講してください。 |
評価方法 | レポートと出席で総合的に評価する。 |
テキスト | 授業中にプリントを配布すると共に参考図書については授業で示す。 |
その他 |