11311 地域文明論A(アジア)
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選必 |
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秋学期 |
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2 |
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1〜3 |
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田中 恭子 |
他の科目との関連 | 地域文明論B(アジア) |
他学科履修 | 可 |
副題 | 東アジアの近代 |
講義内容 | 北東アジア(現在の日本・韓国・朝鮮・中国)は、古代から近世に至るまで圧倒的な中華文明の影響下にあったが、東南アジアは、ベトナムを除いてインド文明圏に属していた。まず、両地域それぞれの文明の変遷と外部世界との交流を概観し、次に、伝統文化の違いが、北東アジアと東南アジアの近代化にどのように反映したかを検討する。さらに、近代化過程における文明の変容、とくに西洋文明のインパクトとその受容形態を分析し、最後に、北東アジア・東南アジアにおける新しい文明の創造と伝播を展望する。 |
講義計画 | 第1回 中華文明圏とインド文明圏 第2回 大航海時代──西洋のアジア進出 第3回 東南アジアの植民地化(1)島嶼部 第4回 東南アジアの植民地化(2)大陸部 第5回 「西洋の衝撃」──アヘン戦争と日本の開国 第6回 中国と日本の近代化努力 第7回 東南アジアの近代化 第8回 近代アジアの移民 第9回 帝国主義の時代・ナショナリズムの時代 第10回 太平洋戦争と植民地の独立 第11回 冷戦体制下の経済発展 第12回 新たなアジア文明 |
評価方法 | 学期末の筆記試験 |
テキスト | なし 【そ の 他】参考書 尾形勇・岸本美緒編『中国史』山川出版社、1998年、第5〜8章。 石井米雄・桜井由躬雄編『東南アジア史I大陸部』山川出版社、1999年 池端雪浦編『東南アジア史II島嶼部』山川出版社、1999年 |
その他 |