南山大学

 
指定
選必
期間
春学期
単位
年次
1〜3
担当者
CAVALLAR Osvaldo
岡地 稔
他の科目との関連
他学科履修
副題
講義内容 (概要)ローマ帝国の崩壊後、ヨーロッパを舞台に出現したいくつかの帝国の歴史を辿り、その内部秩序、対外姿勢、文明あるいは宗教とのかかわり等について考察する。
(オムニバス方式)
(オズワルド・カバラル教授)13世紀末以降のイタリア文芸復興期に活躍した政治家や法思想家(実務家)を素材に、ヨーロッパ文明の一面を考察する。
(岡地 稔教授)現代におけるヨーロッパ連合やドイツを中心とした「中欧」などの広域秩序への志向を取り上げる。
講義計画 (前半)
1)ローマ帝国の破壊:ローマ法の俗化と野蛮民族の固有法
2)ローマ法の復興と大学の起源 (特に総合大学「ラ studium generale」の概念の発展を辿る)
3)特権のある社会:中世紀の文明における法学者、弁護士、法学生の位置と特色
4)貴族と市民:バルトルス デ サッソフェラト「標しと紋章に就いて」
5)市民権(特に女性の市民権の問題)
6)権力の問題:バルトルス デ サッソフェラトの「専制者に就いて」とマキアウェリの「君主」。
  (以上、カバラル)
(後半)
1)グローバル化にともなう世界秩序の再編成
  ——「国民国家」の消滅、ないし「帝国」の復権か——
2)中世〜近代ヨーロッパの分裂と一体性
  ——「中欧」の歴史から——
3)展望               (以上、岡地)
評価方法 出席状況と学期末のレポート(1500字)(カバラル)
成績は出席状況、筆記試験の成績等を参考にしてつける。(岡地)
テキスト 1)マキアウェリの「君主」、2)バルトルス デ サッソフェラトの「専制者に就いて」の英訳、3)バルトルス デ サッソフェラト「標しと紋章に就いて」の英訳。2)と3)のテキストが配布されます。(カバラル)

【そ の 他】オムニバス
その他