11326 地域文明論D(ヨーロッパ)
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選必 |
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春学期 |
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2 |
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1〜3 |
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CAVALLAR Osvaldo 岡地 稔 |
他の科目との関連 | |
他学科履修 | 可 |
副題 | |
講義内容 | (概要)ローマ帝国の崩壊後、ヨーロッパを舞台に出現したいくつかの帝国の歴史を辿り、その内部秩序、対外姿勢、文明あるいは宗教とのかかわり等について考察する。 (オムニバス方式) (オズワルド・カバラル教授)13世紀末以降のイタリア文芸復興期に活躍した政治家や法思想家(実務家)を素材に、ヨーロッパ文明の一面を考察する。 (岡地 稔教授)現代におけるヨーロッパ連合やドイツを中心とした「中欧」などの広域秩序への志向を取り上げる。 |
講義計画 | (前半) 1)ローマ帝国の破壊:ローマ法の俗化と野蛮民族の固有法 2)ローマ法の復興と大学の起源 (特に総合大学「ラ studium generale」の概念の発展を辿る) 3)特権のある社会:中世紀の文明における法学者、弁護士、法学生の位置と特色 4)貴族と市民:バルトルス デ サッソフェラト「標しと紋章に就いて」 5)市民権(特に女性の市民権の問題) 6)権力の問題:バルトルス デ サッソフェラトの「専制者に就いて」とマキアウェリの「君主」。 (以上、カバラル) (後半) 1)グローバル化にともなう世界秩序の再編成 ——「国民国家」の消滅、ないし「帝国」の復権か—— 2)中世〜近代ヨーロッパの分裂と一体性 ——「中欧」の歴史から—— 3)展望 (以上、岡地) |
評価方法 | 出席状況と学期末のレポート(1500字)(カバラル) 成績は出席状況、筆記試験の成績等を参考にしてつける。(岡地) |
テキスト | 1)マキアウェリの「君主」、2)バルトルス デ サッソフェラトの「専制者に就いて」の英訳、3)バルトルス デ サッソフェラト「標しと紋章に就いて」の英訳。2)と3)のテキストが配布されます。(カバラル) 【そ の 他】オムニバス |
その他 |