11503 日本政治論
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選 |
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秋学期 |
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2 |
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2〜4 |
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荒木 義修 |
他の科目との関連 | |
他学科履修 | 可 |
副題 | 現代日本政治の実証的分析 |
講義内容 | 戦後の日本政治を、国際政治経済環境、政治システムとその影響、自民党一党支配、官僚制度とその役割などの観点から概観する。さらに、1989年以降の選挙制度改革、政界再編、連立政権による支配、財政改革、福祉改革など一連の変化の原因と影響を吟味する。最後に、日本の政治現象・行動を説明する際に、普遍的説明が可能なのか、それとも固有の文化的説明が必要なのかを、外国の政治制度・現象との比較を通して考える。 |
講義計画 | 1993年の政界再編成以降の連立政治、有権者の投票行動などを具体的なデータをもとに分析し、戦後政治の大きな流れの中で、日本政治の将来を探る。また、最近、ロバート・パットナムが提起した「社会資本」という概念と、わが国の有権者の政治参加の問題を取り上げる予定である。時間があれば、アメリカでの同時多発テロの問題を、わが国の地下鉄サリン事件も含めながら、政治心理学的に分析し、わが国の防衛政策のあり方を考えてみたい。 (1) 石油ショック以降の自民党支持者の回帰現象 (2) 政界再編期における無党派層の急増現象 (3) 阪神大震災、地下鉄サリン事件と政治的無関心の全国的蔓延 (4) 住専問題・消費税導入と政界再編期以降の無党派層の変質 (5) 小泉内閣の経済運営と有権者 (6) 「社会資本」の蓄積と政治参加 (7) テロリズムとわが国の防衛政策 |
評価方法 | 筆記試験(持ち込み可) 試験問題は、大きなテーマを出題するので、常時講義に出席していないと答案が書けなくなるので注意されたい。持ち込み可の試験なので、記憶するのではなく、理解することをこころがけていただきたい。 |
テキスト | プリントを配布する。 |
その他 |