南山大学

 
指定
期間
秋学期
単位
年次
2〜4
担当者
真野 芳久
他の科目との関連 「プログラミング言語処理」を学ぶ上での理論的基礎を与える
他学科履修
副題
講義内容 言語と文法の基礎理論から始め、プログラミング言語の字句構造と構文構造を定義する形式的方法について講義する。構文構造の定義では文脈自由文法を用いる方法を述べ、文法に基づいて構文解析を行なうアルゴリズムを示す。
意味構造の定義方法についても簡単に触れる。
講義計画 以下の順序で講義を進める予定である。

・形式言語理論とプログラミング言語処理系(コンパイラ)との関係
・形式言語とそれを定義する文法
・有限オートマトン、状態遷移図、正規表現、正規文法 -- (2回)
・文脈自由文法、BNF、拡張BNF、構文図
・構文解析アルゴリズムの概要と構文解析の結果の表現方法
・下降型構文解析:再帰下降型、LL(1)      -- (2回)
・上昇型構文解析:演算子順位、LR(1)      -- (2回)
・コンパイラ生成系と言語理論
・言語の意味定義について
評価方法 練習問題の提出回数、および授業中に実施する2回の小テストと定期試験の結果から総合的に評価する。
テキスト 大山口通夫「コンパイラの理論」コロナ社、および講義資料

【その他】他学科の学生が履修する場合は、ネットワークに接続できて、wwwページを見ることのできるノートPCをもっていることを条件とする。
その他