南山大学

 
指定
期間
春学期
単位
年次
2〜4
担当者
國田 寛
他の科目との関連 確率論とその応用
他学科履修
副題
講義内容 状態空間及び時間が連続形の確率過程について学ぶ。そのために測度論(ルベーグ積分)に基礎をおいた確率論が必要になる。この講義では、確率変数、確率分布、平均、条件付平均などを測度論の立場から見直す。そのうえでマルチンゲール、ブラウン運動について学ぶ。数理ファイナンスへの応用についても論ずる予定である。
講義計画 1.確率空間。確率変数、平均(ルベーグ積分論の概要)、条件付平均(Radon-Nikodymの定理)
2.マルチンゲール。情報構造(フィルトレーション)、適合過程。任意抽出定理、Doob-Meyer分解
3.ブラウン運動。諸性質(マルコフ性、マルチンゲール性)、確率積分、確率微分方程式
4.数理ファイナンスへの応用。株価過程、条件付請求権、Black-Sholesの公式
評価方法 期末試験とレポートによる。
テキスト プリントを配布する。

【その他】3年次以降での履修が望ましい。
その他